無資格教員「違法性認識あった」校長書類送検へ

無資格教員「違法性認識あった」校長書類送検へ
読売新聞 2013年9月19日(木)15時44分配信

 長野県松本市の私立小中一貫校「才教学園」で中学校の教員免許しかない教員が小学校の学級担任をするなどしていた事件で、山田昌俊校長(64)が長野県警の任意の事情聴取に対し、教員配置について「違法性の認識はあった」と話していることが捜査関係者への取材でわかった。

 配置担当とされる松山治邦・前教頭(51)も違法性を認識していたことを認めており、県警は近く2人を教員免許法違反容疑で書類送検する方針。

 読売新聞の取材に対し、松山前教頭は教員免許の種類と担任が書かれた配置表を山田校長に見せていたと説明している。

 県警は山田校長と松山前教頭が共謀し、違法な教員配置を主導していたとみて調べを進める。

 同学園では2005年の開校時から今年度までに延べ67人が必要な教員免許を持たずに授業をしていたことがわかっている。

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