酒気帯び運転疑い、鶴高専助教を逮捕 酒田署
山形新聞 2013年9月27日(金)8時53分配信
酒田署は26日、道交法違反(酒気帯び運転)の疑いで、鶴岡工業高等専門学校(鶴岡市)の助教平尾彰子容疑者(27)=酒田市北千日町=を現行犯逮捕した。
逮捕容疑は同日午前1時10分ごろ、同市飯森山2丁目で、酒気を帯びた状態で乗用車を運転した疑い。
同署によると、パトロール中の署員が右の前輪や側面が破損している乗用車を発見。停車させ、運転していた平尾容疑者を職務質問し、容疑が分かった。
同日午前0時50分ごろには、三川町成田新田で「対向車に当て逃げされた」と大型トラックの運転手(48)から110番通報があった。運転手は平尾容疑者の乗用車と同じ赤系の車と接触したとしており、同署が関連を調べている。
鶴岡高専などによると、平尾容疑者は25日午後6時ごろから約3時間、鶴岡市内の飲食店で開かれた、教員十数人による新規採用者の歓迎会に出席。2次会にも加わっていた。当初調べに対し「酒は飲んでいない」と容疑を否認していたが、認め始めているという。
平尾容疑者は昨年4月に鶴岡高専の助教に就任し、物質工学科に所属。専門は生活リズムの中で食事をどう摂取すればいいかを研究する「時間栄養学」など。山形新聞の取材に対し、根川博信事務部長は「学生の指導に当たるべき教員が反社会的な事件を起こしたとして逮捕されたことは痛恨の極み。関係者におわびしたい」と述べた。