体罰問題の私立中・高教職員がコーチング研修

体罰問題の私立中・高教職員がコーチング研修
@S[アットエス] 2013年10月8日(火)8時0分配信

 浜松日体中・高は男子バレーボール部顧問の体罰問題を受け、教職員に指導法を見直してもらうためのコーチング研修を7日、浜松市東区の同校で開いた。常葉大教職大学院の久米昭洋准教授を講師に迎え、65人が生徒の意欲を高めるのに有効な「コーチング」の技法を学んだ。
 久米准教授は一方通行でなく、双方向の対話を通じて、生徒の自発的行動を促す方法を解説。「まず生徒に語らせ、ビジョンや目標を共有し、支援する気持ちがあることを伝えること」と強調した。参加者は互いに教師と生徒、教師と上司などの役割を演じることで手法を体験した。
 松田清孝校長は「押しつけでなく、生徒と肯定し合える関係を築く手法を教育活動に取り入れたい」と述べた。
 研修に参加した女子バスケットボール部顧問の伊藤友見教諭(32)は「生徒に寄り添いきれていない部分があったかもしれない。部活動や学校生活全体で生かしたい」と感想を話した。

静岡新聞社

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