(朝鮮日報日本語版) 中央大、54歳教授を解任=教え子の論文・研究結果を流用

(朝鮮日報日本語版) 中央大、54歳教授を解任=教え子の論文・研究結果を流用
朝鮮日報日本語版 2013年10月4日(金)8時4分配信

 中央大(韓国)社会福祉学部の教授(54)が、教え子の論文や研究成果を流用していたことが発覚し、8月30日付で解任されていたことが分かった。同大による内部調査の結果、この教授は数年にわたり、自分が指導する大学院博士課程の学生たちに研究課題を指示し、その成果物を自分の名前で学会誌などに数回発表していた。

 教授の不正が発覚したのは昨年12月。当時博士課程に在籍していたある学生が学校側に問題を提起したことで明るみに出た。中央大はその後、研究真実性委員会などを通じてこの教授の非倫理的行為を確認し、解任を決めた。この教授は現在、解任処分の撤回を求め、裁判所に仮処分申請を申し立てている。

 この教授は過去5年間で児童発達学分野の論文50本を発表し、同分野の優秀な研究者として名前が知られていた。教授は最近、中央大による教授評価で最高レベルの「S」評価を受けていた。同大は2009年から教授のランクをS、A、B、Cの四つに分けて評価している。

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