大阪・桜宮高体罰、元教諭の有罪判決が確定

大阪・桜宮高体罰、元教諭の有罪判決が確定
読売新聞 2013年10月11日(金)12時7分配信

 大阪市立桜宮(さくらのみや)高校の2年男子生徒(当時17歳)が体罰を受けた翌日に自殺した問題で、この生徒に対する傷害、暴行の両罪に問われた小村基(はじめ)・元教諭(47)(懲戒免職)を懲役1年、執行猶予3年(求刑・懲役1年)の有罪とした大阪地裁判決が11日、確定した。

 元教諭側と検察側の双方が期限までに控訴しなかった。

 先月26日の判決は、同校バスケットボール部顧問を務めていた小村元教諭が昨年12月、同部キャプテンだった男子生徒の顔や頭を平手で複数回殴り、唇に約3週間のけがを負わせたことを認定。「効果的で許されると妄信して暴力的指導を続けた」と指摘した。

 小村元教諭は公判で、「私の行為は謝罪してもしきれず、裁判所の判断を受け入れる」と陳述。判決後にも、弁護人を通じて控訴しない意向を示していた。

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