柔道場暴力、外部指導者の館長が辞任の意向
読売新聞 2013年10月23日(水)7時47分配信
相模原市立相原中学校(松本雅之校長)の柔道部員が寮生活を送る道場で暴力があったとされる問題で、市教委は22日、道場の館長が同校の外部指導者を辞任する意向を示していることを明らかにした。
市教委は「部活動の運営に支障を来す」として、館長に、部員や保護者の意見を聞いた上で結論を出すよう求めたとしている。識者からは「学校の積極的な関与が必要」との声が上がっており、民間道場中心の部活動がどう変わるか注目される。
市教委によると、同校柔道部には22日現在、22人が所属しているが、学区内の自宅から通うのは2人。残る部員は寮で生活する。
強豪校として全国に知られ、部員たちの出身地も東北、近畿、関東地方など様々。娘を同校に進学させた母親の一人は「柔道が強くなりたいと娘が言うので進学させた。小学校の全国大会で、事実上のスカウトを受けた」と話す。