女子ソフト部員の耳にライターの火、監督を解雇

女子ソフト部員の耳にライターの火、監督を解雇
読売新聞 2013年11月28日(木)19時14分配信

 茨城県鹿嶋市の私立鹿島学園高で今年8月、女子ソフトボール部監督だった男性職員(44)が、部員3人の耳元にライターを近づけ、1人の耳たぶに軽いやけどを負わせていたことが28日、わかった。

 同高は行き過ぎた体罰だとして、職員を9月15日付で懲戒解雇した。

 同高によると、元職員は遠征中の8月10日、静岡県から神奈川県に向かうバスの車内で、寝ていた1、2年生の部員3人を起こそうとして耳元に点火したライターを近づけた。このほか、6月と8月の練習試合中にも、部員3人の頭をB4判大のホワイトボードやバットのグリップでたたくなどしていた。

 元職員は2010年、競技指導の実績を買われ、同高に事務職員として採用された。11年4月の女子ソフトボール部創部から監督を務め、今春には初の全国大会出場に導いた。同高の杉本裕介事務局長は「保護者に説明して理解が得られ、公表の必要がないと判断した。隠していたわけではない」と話している。

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