(朝鮮日報日本語版) 性的暴行:無罪確定のソウル大元教授、解任取消は却下

(朝鮮日報日本語版) 性的暴行:無罪確定のソウル大元教授、解任取消は却下
朝鮮日報日本語版 2013年12月5日(木)11時1分配信

 性的暴行疑惑で警察が捜査に乗り出したのを受け海外に逃亡し、結局無罪判決を受けたソウル大学工学部の元教授(52)が、同大を相手取り、解任の処分の取り消しを求めた訴訟で、ソウル高裁行政10部(趙英哲〈チョ・ヨンチョル〉裁判長)は4日、一審と同じく原告の訴えを退けた。高裁は判決理由について「元教授が捜査を逃れるため海外に逃亡した点などを考えると、国立大学教授や公務員としての品位を大きく傷つけたといえる。性的暴行について無罪判決が確定したことを考慮しても、解任処分が不当だとは考えられない」と述べた。

 元教授は2009年4月、一緒に酒を飲んでいた女子大生に性的暴行を加えた容疑などで警察が捜査に乗り出すや、日本に逃亡し、翌年1月まで9カ月間帰国しなかった。ソウル大は09年9月、品位を守る義務をかなぐり捨て、無断で職場を離脱したとして、元教授に解任の処分を下した。その後、元教授は事件発生から4年たった今年7月に無罪判決が確定した。

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