滋賀大の女子トイレに侵入した小学校教諭が停職処分に
リアルライブ 2013年11月28日 11時45分 [社会]
滋賀県教育委員会は11月22日、国立・滋賀大教育学部の大津キャンパス(同県大津市平津)の女子トイレに侵入した大津市立小学校の男性教諭(35)について、停職1カ月の懲戒処分にした。教諭は同日付で依願退職した。
教諭は4月20日午前0時20分頃、帰宅途中に同大教育学部の大津キャンパスに侵入して、無施錠だった構内の女子トイレに窓から忍び込んだ。トイレの個室から物音がしたため、そのまま逃走した。
トイレにいた女子学生が窓から逃げる男を目撃し、同大が警察へ被害届を提出。防犯カメラの映像などから教諭が浮上し、10月22日、建造物侵入の疑いで逮捕された。
同大は教諭の母校で、仕事帰りに度々立ち寄っていたという。犯行当日は職場の懇親会の帰りで酒に酔っていた。
教諭は11月1日付で、大津簡裁から罰金10万円の略式命令を受けた。これに伴い、県教委では停職処分を下した。
県教委の調査に対し、教諭は「校舎に入って、教師を目指していた頃の志を思い出そうと思った。たまたま、女子トイレの窓の鍵が掛かっていなかったので、そこから侵入した」と、とんでもない言い訳をしているという。
こんな言い逃れをしているようでは、失職に追い込まれても、致し方ないだろう。それにしても、女子トイレに忍び込んで、逮捕されても、停職わずか1カ月。民間企業なら、懲戒免職にもなりそうな事件だが、表向きは自発的な退職であるから、当然退職金も出るのであろう。公立学校の処分も随分甘い気がするが…。
(蔵元英二)