個人情報136人分、一時紛失 福山の中学校 生徒が持ち帰る 広島
産経新聞 2013年12月7日(土)7時55分配信
福山市教委は6日、市立向丘中学校(三島重義校長)で、3学年4クラス(136人)分の名前や内申点などが記載された「進路指導用資料」を一時紛失したと発表した。調査の結果、生徒が自宅に持ち帰っていたことが分かり、回収した。外部への流出はないという。
資料はB4判8枚の用紙をまとめたもので、ほかにも5教科のテストの得点や志望校、学校生活や出欠席の状況が記載されていた。
市によると、11月13〜15日に実施した三者懇談会で使った資料を男性教員が教室の補助机の中に置き忘れたあと、生徒が発見。約30人が閲覧したほか、同28日に1人の生徒が持ち帰ったという。
12月4日に資料内容について生徒から指摘を受けた男性教員が紛失に気付き、聞き取り調査を実施。持ち帰った生徒を特定し、同日中に回収した。
同校では8月にも、ハードディスクに保存していた生徒の成績を一時消失していた。
同市教委の吉川信政教育長は「大変申し訳ない。一丸となって信頼回復に取り組む」とコメントした。