弁護士、数千万着服か 依頼人の預かり金 兵庫・尼崎
神戸新聞NEXT 2013年12月10日(火)13時0分配信
兵庫県弁護士会に所属する同県尼崎市の男性弁護士が、依頼人の預かり金などを着服した疑いがあることが9日、関係者への取材で分かった。被害は複数の依頼人から総額数千万円に上る可能性もあり、県警が業務上横領容疑で捜査を始めた。
関係者によると、男性弁護士は会社の清算金として依頼人から預かった金などを着服していたとみられる。尼崎市内の事務所に所属しており、担当業務の引き継ぎが終わり次第、事務所は閉鎖される予定という。
県弁護士会は懲戒手続きを進めており、「事実関係を調査中」とコメント。顧客からは「連絡が取れない」などの苦情が多数寄せられているという。
男性弁護士は2009年12月に県弁護士会に登録。10〜12年度には関西学院大法科大学院でサポート講師を務めており、企業の法務相談や相続、労働事件、保険訴訟などを主に扱っていたという。