中1男子の胸ぐらつかみ、首絞める 34歳・生徒指導教諭を送検

中1男子の胸ぐらつかみ、首絞める 34歳・生徒指導教諭を送検
産経新聞 2013年12月18日(水)15時2分配信

 中学校の男子生徒の首を絞めたなどとして、大阪府警枚方署が同府枚方市立枚方中学校の生徒指導担当の男性教諭(34)を暴行容疑で書類送検していたことが18日、同署への取材で分かった。市教委によると、教諭は過去にも別の生徒に暴力を振るうなど問題を起こしていたが、同校は教諭を口頭注意しただけで、市教委に報告していなかった。

 同署によると、教諭は10月8日午後1時10分ごろ、教室内で1年の男子生徒(13)を黒板の前に立たせて顔すれすれで黒板を2回、強くたたいた。さらに胸ぐらをつかんだり、首を絞めたりしたという。生徒にけがはなかった。

 生徒はその後不登校になり、11月中旬に同署に被害届を提出した。同校は教諭を口頭注意にとどめ、市教委に報告していなかった。

 この教諭は今年4月にも、「授業中の態度が悪い」として別の男子生徒の腕を引っ張って転倒させ軽傷を負わせていた。しかし、校長が治療費を立て替え、市教委には「行きすぎた指導があった」とだけ報告。生徒が負傷したことは伝えていなかったという。

 府教委が2月に実施した体罰のアンケートでは、この教諭に「顔をたたかれた」との回答が6件寄せられていた。

 市教委は「対応が不十分」として、教諭と校長の処分を検討している。

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