児童情報のUSB盗難…教諭、自宅でかばんごと

児童情報のUSB盗難…教諭、自宅でかばんごと
2013年12月18日20時05分 読売新聞

 岡山県津山市教委は17日、市内の小学校に勤務する50歳代の女性教諭が児童約40人分の個人情報が入ったUSBメモリーを自宅に持ち帰り、盗難に遭ったと発表した。

 届け出を受けた津山署は窃盗事件として捜査。今のところ、データの悪用は確認されていないという。

 市教委によると、女性教諭は14日、個人所有のUSBメモリーに1年生20人分のテストの点数や児童43人の氏名などを保存し、手提げかばんに入れて帰宅。16日朝、居間に置いていたかばんがないことに気付き、勝手口のかぎが開いていたことから、津山署に盗難届を出し、校長や市教委に連絡した。

 盗難に遭ったのはかばんだけで、自宅内に物色された形跡はなかった。女性教諭は15日午後8時までかばんがあることを確認していたが、勝手口を施錠したかは覚えていないと話しているという。

 市教委の指針では、個人情報が入った記憶媒体などを校外に持ち出す場合、校長の許可が必要だが、女性教諭は手続きしていなかった。市教委は「情報漏えい検証会議を設置し、教職員に個人情報の管理の徹底と意識の向上を求める」としている。

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