懲戒免職が過去最多=公立教員、体罰処分大幅増―文科省調査

懲戒免職が過去最多=公立教員、体罰処分大幅増―文科省調査
時事通信 2013年12月17日(火)17時6分配信

 全国の公立学校で、2012年度に懲戒免職処分を受けた教員が206人(前年度180人)に上り、過去最多となったことが17日、文部科学省の調査で分かった。訓告などを含む処分全体では、体罰の処分が大幅に増え、前年度比6508人増の1万827人だった。
 全国の公立小中高校などの教員92万1673人を対象に、都道府県・政令市の教育委員会を通じて処分者や休職者などについて調べた。懲戒免職206人の内訳は、▽わいせつ行為119人▽飲酒運転などの交通事故46人―など。わいせつ行為による免職は過去最多だった。
 体罰の処分が増えたのは、12年12月の大阪市立桜宮高校の体罰自殺問題を受けた実態調査で、各教委が保護者や児童生徒から聞き取りを行ったことに伴う把握件数の増加が要因。この結果、法律に基づく懲戒処分(免・停職、減給、戒告)までには至らない訓告や厳重注意などが、前年度の278人から2077人と約7.5倍に膨らんだ。 
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