同僚教諭に睡眠導入剤入り菓子食べさせ、免職に
2013年12月26日 読売新聞
同僚の女性教諭に睡眠導入剤入りの菓子を食べさせて急性薬物中毒にしたなどとして、大阪市教委は25日、市立加美北小の中岡温子講師(60)を懲戒免職にした。
発表では、中岡講師は昨年6月、同校の職員室で、睡眠導入剤が入ったシュークリームを40歳代の女性教諭に食べさせ、9日間入院させた。同7月には、この女性教諭の運動靴などに「ヤメロ」「バカ」と落書きした。市教委の調査に、中岡講師は「教諭の指導方針にイライラした。自分の意見に耳を傾けてもらえなかった」と話す一方で、「どんなに反省しても許されない。罪を償いたい」とも述べたという。
中岡講師は傷害、器物損壊両容疑で書類送検され、今月16日付で傷害罪で略式起訴された。器物損壊容疑については、大阪地検が同日付で不起訴としている。
また、市教委は、知人のマッサージ店で働いて報酬を得たとして、小学校の女性講師(30)を停職3か月としたほか、マイカー通勤などをした高校の男性教諭(55)も停職3か月とした。女性講師は25日付で依願退職した。