森口氏の人件費、東大に230万円返還要請
読売新聞 2013年12月27日(金)23時16分配信
元東京大病院特任研究員の森口尚史(ひさし)氏(49)がiPS細胞(人工多能性幹細胞)から作った心筋細胞を患者に移植したと虚偽発表した問題で、経済産業省は27日、森口氏が東大在籍中、東大に提供した研究費約600万円のうち、森口氏の人件費約230万円の返還を、東大に求めたと発表した。
この研究費は、iPS細胞の凍結・解凍装置の開発などを目的に、2010年度に提供された。
経産省は、森口氏の研究費の申請を来年度から5年間受け付けないほか、森口氏の研究費の監督者だった東大病院の三原誠助教(38)の申請も同1年間、拒否する方針も明らかにした。