兵庫の中1転落死、歌い方や体形からかわれていた 調査に証言
産経新聞 2014年1月14日(火)10時22分配信
兵庫県三木市の市立緑が丘中学校で今月9日、同校1年の男子生徒(12)が校舎から転落して死亡した問題で、市教委が全校生徒にアンケートを行った結果、男子生徒が歌い方や体形をからかわれていたとの内容の記述があったことが、13日、関係者への取材で分かった。市教委は転落死との因果関係などを調べている。
関係者によると、アンケートには、男子生徒が昨年10月、音楽の授業中に英語で歌ったところ、他の生徒から発音を何度もからかわれていた、という内容の記述があった。
このほかにも、男子生徒が同級生から体形についても冷やかされ、「デブ」「プーさん」と呼ばれていた、という記述もあったという。
市教委によると、男子生徒は歌い方をからかわれた直後、父親とともに担任に相談。その後11、12月にはカウンセリングや三者面談を受けたが、男子生徒はその際、「大丈夫」などと答えていたという。
男子生徒は転落死の直前に体育の授業に出席。アンケートでは、転落とは別の機会に「体育の教員が授業中に男子生徒を押し倒したらしい」という内容の記述もあったといい、この内容についても、市教委が事実確認を進めている。