現金着服の校長と講師を懲戒免職 熊本県教委 [熊本県]

現金着服の校長と講師を懲戒免職 熊本県教委 [熊本県]
2014年01月08日(最終更新 2014年01月08日 01時30分)

 県教委は7日、修学旅行の積立金などを計12回にわたり、総額81万5千円着服していた玉名市立小学校の校長(51)を懲戒免職処分にした。県内で公立小中学校の校長の懲戒免職は2007年以来。給食費などを計33万円着服していた荒尾市立小学校の講師(35)も懲戒免職処分にした。

 県教委によると、校長は教頭時代を含む09年から13年にかけて、玉名、荒尾両市内の三つの小学校で、計12回にわたり、銀行口座や現金の保管庫などから着服し、給与が出ると戻すなどしてつじつまを合わせていた。数百万円の借金を抱え、返済などに充てていた。講師は昨年9月から12月にかけて給食費などを着服し、ギャンブルや生活費に使っていた。

 このほか、2人の上司も指導監督が不十分として、(1)校長が教頭時代に着服の事実を把握しながら市教委への報告を怠っていた女性校長(58)を減給10分の1(1カ月)(2)女性校長の後任の校長(59)と校長が教頭を務めていた別の小学校の校長(56)を戒告−の懲戒処分にした。

=2014/01/08付 西日本新聞朝刊=

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