<山形・中1自殺>生徒自宅に「いじめがあった」のノート
毎日新聞 2014年1月15日(水)11時23分配信
◇いじめアンケート調査実施へ
山形県天童市で今月7日、市立第一中1年の女子生徒(12)が山形新幹線にはねられて死亡する事故があった。警察は現場の状況から女子生徒が自殺を図ったとみて調べているが、女子生徒の自宅に「いじめがあった」という内容を記したノートが残されていたことが15日、分かった。学校はいじめの有無について校内でアンケート調査を行う方針で、市教委も第三者委員会の設置を検討するなど自殺といじめの関連について調べる。
女子生徒は7日午前8時ごろ、JR奥羽線の天童−高擶駅間の線路内で、山形新幹線つばさ128号にはねられ死亡した。現場には第一中のネームプレートとカバンが残っていた。県警天童署がDNA鑑定を実施し、身元が判明した。線路両脇には高さ約1メートルの柵があり、女子生徒は柵を乗り越えて線路に入ったとみられる。
7日は始業式だったが、女子生徒は一緒に登校していた友人に「先に行って」と告げて途中で別れたという。市教委はこれまで「いじめと遺書は確認されていない」と説明していた。【鈴木健太、山中宏之】