大津中2自殺「いじめ情報公開を」 父親が文科省に要請
京都新聞 2014年1月21日(火)22時59分配信
大津市で2011年にいじめを受けていた中学2年の男子生徒が自殺した問題で、生徒の父親(48)が21日、文部科学省で、全国でいじめに関する情報公開が適正に行われるよう要請した。
父親は、大津地裁が全生徒へのアンケートを黒塗りにするなどして開示した大津市教委の違法行為を認定した今月14日の判決について説明。個人情報保護を盾に真相究明を妨げた市教委の姿勢を批判し、「安易に非開示の範囲を広げることは違法となる恐れが大きいことを周知してほしい」と訴えた。
要請後、「亡くなった子に何が起きたかすら、いまだに知ることができない遺族が全国にたくさんいる。文科省には速やかに通達や指導をしてもらいたい」と語った。