最大600人分の学生の成績データ盗難−車上荒らし被害で、兵庫医療大

最大600人分の学生の成績データ盗難−車上荒らし被害で、兵庫医療大
医療介護CBニュース 2014年1月24日(金)19時40分配信

 兵庫医療大は24日、薬学部の女性教授が車上荒らしに遭い、同学部とリハビリテーション学部の学生の成績など、計2264件のデータの入ったパソコンが盗難されたと発表した。同大の内部規定では原則、個人情報を含むデータの外部への持ち出しを禁止しているが、教授は学校の許可無しに自宅にパソコンを持ち帰っていた。現時点で第三者への流出などは確認されていないという。【敦賀陽平】

 同大によると、教授は15日朝、大阪市内の診療所に立ち寄った際、近くの駐車場で車上荒らしに遭い、ノートパソコンが入ったかばんごと盗まれた。パソコンには、教授が2009年度から今年度までに担当した学生の氏名や成績などのデータが保存されていた。学生数は最大で600人に上るという。

 大学の内部規定では、学外への持ち出しの際、個人情報を含むデータをパスワードなどで保護した上で、学校の許可を得ることになっているが、教授はパスワードも設定していなかった。警察へは既に届け出ているが、現時点でかばんは見つかってないという。

 再発防止に向け、同大では「個人情報保護や電子情報の管理、取り扱いに関する体制を見直し、全教職員に対して個人情報データの管理を徹底させる」としている。

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