生徒104人分情報紛失/さぬき市の中学教諭
四国新聞 2014/01/24 09:44
さぬき市教委は23日、市内中学校に勤務する男性教諭(36)が、過去に担任した3年生の進学先に提出する成績一覧表など104人分の個人情報が入ったUSBメモリーを紛失したと発表した。これまでに情報の流出は確認されていないとしている。
市教委によると、紛失したUSBメモリーは男性教諭の私物1本。教諭が2006年度と08年度に担任した3年生の高校受験に使った調査書や学習成績一覧表が入っていた。生徒の氏名や住所、保護者名、成績、所見などが記録されているという。
教諭は今月16日の放課後、本年度の入試関係資料を作成するため、過去の資料を参考にしようと、USBメモリーを校務用パソコンで使用し、差し込んだままの状態で帰宅。20日の放課後に再び資料作成のため確認したところ見当たらないことに気付き、22日に校長へ届け出た。
市教委では10年9月に校務パソコンの管理規定を策定し、USBメモリーの利用などを厳格化しているが、市教委は「過去に記録した情報の取り扱いまでは徹底できていなかった」と陳謝した。
また、校名を非公表としたことについては「該当校に在籍する生徒の情報は含まれてない上、受験シーズンを迎えた生徒らの心理的影響に配慮した」と弁明した。