「ばれない…」教諭が無認定生徒に空気銃撃たす
2014年2月6日11時49分 読売新聞
香川県立高瀬高校のライフル射撃部顧問の男性教諭(46)が、同県公安委員会から競技者の認定を受けていない部員数人を大会に出場させ、エアライフル(空気銃)を撃たせていたとして、県警に銃刀法違反(不法所持)容疑で書類送検されたことがわかり、県教委が5日、発表した。
県教委によると、教諭は昨年10月26、27日、同校の射撃場で行われた県高校新人ライフル射撃大会で、認定を受けていない1、2年生の男女数人に自分のエアライフルを貸し、撃たせたという。
空気銃は18歳未満の場合、認定を受けた14歳以上の競技選手に限って使用が認められる。部員の一部は法定の講習会を受けるなど認定条件を満たしていたが、教諭が申請手続きを怠っていたという。
県内の高校でライフル射撃部があるのは高瀬高だけで、大会に出場したのも同高の部員のみだった。教諭は「ばれないだろうと思った。練習でも撃たせていた」と話しているという。
県教委の聞き取りの中で、教諭は2009年以降、大会運営費を水増しし、十数万円を県高体連に不正請求していたことも認めたという。県教委は「事実確認のうえ、厳正に処分する」としている。