<長崎小6自殺>「虫食べさせられた」情報も 再調査へ
毎日新聞 2014年1月31日(金)22時30分配信
長崎市立小学校6年の女子児童(当時11歳)が昨年7月、自宅で自殺を図り、その後死亡した問題で、市教育委員会は、同校の4〜6年生約400人を対象に再度聞き取り調査することを決めた。遺族側が独自に実施したアンケートで「虫を食べさせられた」などの情報もあったためで、2月中に終える予定。
遺族側のアンケートは昨年10月、学校の協力を得て4〜6年生を対象に行った。「『何でも言うことを聞く』と誓約書を書かされた」との情報もあった。調査対象を広げた追加調査などを求める署名1万4494人分を代理人を通じて市教委に提出していた。
女児が自殺を図った直後に市教委が実施した調査は、同級生と女児が所属した課外クラブのメンバーが対象だった。グループ決めで仲間はずれにされそうになった▽上履きを隠された−−の2件をいじめと認定したが、自殺との因果関係は不明としていた。
遺族側のいじめ情報について市教委は「把握しているが、裏付けは取れていない」としている。【小畑英介】