(朝鮮日報日本語版) 詐取容疑の57歳教授が自殺

(朝鮮日報日本語版) 詐取容疑の57歳教授が自殺
朝鮮日報日本語版 2014年2月22日(土)8時52分配信

 不正行為に関与した疑いで検察の捜査を受けていた韓国芸術総合学校(以下、韓芸総)のイ・ジョンホ教授(57)が、21日未明、海に飛び込んで自殺した。

 ソウル中央地検は「釜山から済州島に向かう旅客船に乗っていたイ教授が、21日午前1時ごろ、全羅南道麗水市の所里島近くで海に飛び込み死亡した」と発表した。

 イ教授は韓芸総が所属する産学協力団に対し、架空の人件費などを請求する手口により、10億ウォン(約9550万円)相当の金品を詐取した疑いが持たれていた。今月18日に事前拘束令状(容疑者の身柄を確保できていない状態で捜査機関が裁判所に請求する令状)が請求され、21日午前には裁判所で令状の審査が行われる予定だった。

 検察の関係者は「弁護人に確認したところ、イ教授が捜査の過程について問題提起したり、不満をあらわにしたりした事実はなかったという。検察が把握している限りでも、無理な取り調べはなかった」と語った。その上で同関係者は「イ教授が極端な選択をしたことについては残念に思う」と付け加えた。

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