幼稚園が無断で園児に処方薬を飲ませ続ける、保護者は「金儲けのためだ」―中国陝西省

幼稚園が無断で園児に処方薬を飲ませ続ける、保護者は「金儲けのためだ」―中国陝西省
XINHUA.JP 2014年3月12日(水)15時47分配信

中国陝西省西安市にある幼稚園が園児400人に抗ウイルス薬「モロキシジン」を長期にわたって飲ませていたことが分かった。処方薬であるにも関わらず勝手に飲ませ、保護者の許可も得ていなかったため、保護者らが「無責任だ」と園を批判している。西部網が11日伝えた。

報道によると、園長は3カ月にわたって園児らに「気分が良くなる」「栄養がある」といってこの薬を飲ませていた。副作用として汗が出たり、食欲不振が起こることがあるとされる薬で、実際にこうした症状が出ている子どももいるという。

園長はなぜこの薬を飲ませていたかについて「ウイルス感染予防のため」と説明しているが、処方薬であることについては「よく把握していない」と話した。

ある保護者は、園が金儲けのためにこの薬を飲ませたとみている。園児が病気で3日間休めば園は食費を返金する必要があり、10日以上休むと保育料の半額を返金することになるためだ。

(編集翻訳 恩田有紀)

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