体罰の2教諭懲戒、1人を厳重注意 県教委処分

体罰の2教諭懲戒、1人を厳重注意 県教委処分
山形新聞 2014年3月29日(土)11時32分配信

 県教育委員会は28日、前年度に引き続き体罰を行った庄内地方の50代男性高校教諭と、短期間に4人の児童に体罰を繰り返した最上地方の50代男性小学校教諭の2人をともに戒告の懲戒処分とした。いずれも児童生徒にけがはない。

 県教委教職員室によると、庄内地方の高校教諭は昨年5月上旬、運動部の遠征先で、投げやりな発言をした部員1人の頬や頭を平手で3、4回強くたたいた。この教諭は12年度にも体罰をしたとして、昨年6月に文書訓告の指導措置を受けている。

 最上地方の小学校教諭は昨年10〜12月にかけて、受け持っている学級の児童4人に体罰を行った。ノートをまとめるのをせかす際に頭を平手で軽くたたいたり、注意しても無駄話をやめなかった児童1人の両耳を強く横に引っ張るなどした。

 2人を懲戒処分とした理由について、同室は「常習性があると判断した」とする。

 このほか、昨年12月に反抗的な態度を取った生徒の胸ぐらをつかんで壁に押しつけたとして、置賜地方の50代男性高校教諭を同日付で厳重注意とした。

速度違反、6教諭戒告
 県教育委員会は28日、車を運転中に30キロ以上の速度違反をしたとして、教諭6人を戒告の懲戒処分とした。

 県教委教職員室によると、処分を受けたのは▽置賜地方の30代男性小学校教諭▽村山地方の30代男性中学校教諭▽置賜地方の40代男性中学校教諭▽置賜地方の40代女性高校養護教諭▽村山地方の50代男性高校教諭▽村山地方の50代男性特別支援学校教諭―で、制限速度を30キロ〜43キロオーバーした。

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「自分の時間割いて遠征来たのに…」と教諭体罰
2014年3月29日15時04分 読売新聞

 山形県教委は28日、児童・生徒に体罰を行ったとして、男性教諭2人を戒告の懲戒処分とし、別の男性教諭1人を厳重注意処分とした。

 発表によると、戒告となった庄内地方の50歳代高校教諭は昨年5月、顧問を務める運動部のミーティングで「わざわざ遠征に来たのに内容がふがいない。私は自分の時間を割いて来ている」と述べた。部員1人が「そんなこと、自分らには関係ない」と言うと、頬と頭を平手で3、4回強くたたいた。けがはなかった。

 教諭は昨年6月、別の生徒をたたいたり、髪を引っ張ったりしたとして文書訓告の処分を受けている。当時、今回の体罰を報告しなかったが、同12月に匿名の情報提供が学校にあったという。

 戒告のもう1人は最上地方の50歳代小学校教諭で、昨年10〜12月の授業中に児童4人の頭をたたくなどした。厳重注意を受けた置賜地方の50歳代高校教諭は昨年12月、生徒の胸ぐらをつかんで壁に押し当てた。

 このほか、車の運転で速度違反した教諭6人も戒告処分となった。

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