元准教授、殺害社長の会社に3800万円要求
読売新聞 2014年04月08日 20時33分
愛知県豊橋市のコンサルタント会社社長を殺害したとして、中京学院大学(岐阜県)の元准教授久野輝夫被告(54)(公判中)が殺人容疑で逮捕された事件で、久野被告が社長の死後、3800万円の債権があるとして、会社側に支払いを催促していたことが分かった。
社長は会社を受取人にした3000万円の生命保険に入っており、愛知県警は、久野被告が保険金目当てに殺害したとみて調べる。
久野被告は2012年1月30日未明、豊橋市の路上に止めた軽乗用車内で硫化水素ガスを発生させ、運転席にいた会社社長小原洋典さん(当時40歳)を自殺に見せかけて殺害した疑いが持たれている。
捜査関係者などによると、久野被告は小原さんの遺体が見つかった数日後、会社関係者に「会社に3000万以上の債権がある。回収したい」と数回電話したほか、同じ頃、小原さんの会社にコンサルタント料3800万円の支払いを求める文書も送っていた。
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「自殺に見せかけた他殺だ」 死亡男性がメモ残す
TBS系(JNN) 2014年4月8日(火)11時59分配信
岐阜県にある大学の元准教授が知人の男性を殺害した疑いで再逮捕された事件で、死亡した男性が「自殺に見せかけた他殺だ」などというメモを残していたことが新たにわかりました。
この事件は、中京学院大学の元准教授・久野輝夫容疑者(54)が、おととし1月、愛知県豊橋市の路上に止めた車の中で硫化水素ガスを発生させ、知り合いの会社社長・小原洋典さん(当時40)を殺害した疑いで再逮捕されたものです。
久野容疑者は容疑を否認していますが、小原さんの自宅からは「硫化水素自殺に見せかけた他殺だ」「この件に久野が関わっている」などと書かれたメモが見つかっていたことが新たにわかりました。このメモはパソコンで書かれ、小原さんが死亡する前に残したとみられています。
久野容疑者には数千万円の借金があり、警察は、久野容疑者が生命保険金を目当てに小原さんに自殺を強要し、殺害したとみて追及しています。(08日11:37)