部員に受験指導させた顧問教諭…全員合格し入部

部員に受験指導させた顧問教諭…全員合格し入部
読売新聞 2014年4月17日(木)19時8分配信

 兵庫県立高校の40歳代の男性教諭が、顧問を務める男子バレーボール部の部員に、同高の推薦入試を受ける中学生計8人の面接と小論文の指導をさせていたことが分かった。

 教諭は小論文の採点を担当しており、県教委は「便宜があったとの誤解を招きかねない」として、3月25日付で訓告処分にした。

 県教委によると、中学生8人は入試前に同高バレー部で練習するなどし、教諭と面識があった。教諭は推薦入試直前の2月9、11両日、部員に指示し、中学生6人の小論文の添削をさせたり、面接官役を務めさせたりした。昨年2月の推薦入試でも中学生2人に同様の指導をさせた。教諭は「廃部寸前だったので、部員を増やしたかった」と話しているという。8人全員が合格し、バレー部に入部した。

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