世界各地の学校で性的いたずら、自殺した教員をFBIが捜査

世界各地の学校で性的いたずら、自殺した教員をFBIが捜査
AFP=時事 2014年4月25日(金)16時37分配信

【AFP=時事】世界各地のインターナショナル・スクールに教員として勤務していた40年以上の間に、大勢の子どもたちに性的ないたずらをしたとされる小児性愛者について捜査中の米連邦捜査局(FBI)は24日、被害者の特定を急いでいると発表した。

 FBIは現在、3月に米ミネソタ(Minnesota)州のホテルの1室で自殺した米国人ウィリアム・ジェームズ・ベーヒー()容疑者(当時64)について捜査している。FBIでは、12〜14歳程度とみられる少なくとも90人の少年のわいせつな画像が、日付入りで保存された同容疑者のUSBメモリーを入手している。

 FBIによれば、この画像について問いただされた同容疑者は、教員として働いていた期間を含め人生を通し、少年たちに性的いたずらをはたらいていたことや、睡眠薬を与えてからいたずらをしていたことを認めたとされる。

 ベーヒー容疑者は1972年から死の直前まで、欧州や中東、南米、アジアの9か国のインターナショナル・スクールなどで教員として働いていた。中には米国の外交官や軍関係者の子どもが通う私立学校も含まれていた。同容疑者は69年にカリフォルニア(California)州で、児童虐待で有罪となったことがあった。押収されたメモリーに記録されていた画像は08年のものだが、それ以前にも多くの子どもたちが犠牲になっていたとみられる。

 ベーヒー容疑者は歴史や地理、社会科目を教えていた他、学校のバスケットボール・チームのコーチも務めており、宿泊を伴うクラブ活動にも同行していた。最後の勤務先は、ニカラグアの首都マナグア(Managua)にあるアメリカンスクールで、この学校の雇用主が問題のUSBメモリーを発見した。【翻訳編集】 AFPBB News

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