高野連、いじめでの自殺を初審議 2月に総合技術の部員が死亡

高野連、いじめでの自殺を初審議 2月に総合技術の部員が死亡
スポーツ報知 2014年5月1日(木)7時2分配信

 日本高野連は30日、大阪市内で定例の審議委員会を開き、男子部員の自殺の要因がいじめとされた総合技術(広島)野球部の処分について、有期の対外試合禁止処分が相当として、日本学生野球協会審査室(5月9日開催予定)に上申することを決めた。高野連がいじめが要因の自殺に関連した事案を審議するのは初めてという。

 同校の調査などによると、部員は今年2月に通院で部活を休んだ際、他の部員から電話や無料通信アプリ「LINE(ライン)」で「サボっているのではないか」などと追及されることがあったという。自殺前日には両親に「部活をやめたい」と相談していた。自殺について、学校側は3月に「他の野球部員によるいじめが要因の一つと思われる」とする調査結果を発表していた。

 西岡宏堂審議委員長は「学校がいじめがあったと言うのに、なかったとはいえない」と話し、自殺したという重大な結果を考慮し、有期の処分が相当と判断した。同校は2011年に創部6年目でセンバツに初出場した。

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