生徒の個人情報652人分盗まれる 大台町の中学教諭
中日新聞 2014年5月12日 22時29分
三重県大台町教委は12日、県内3町の4中学校の生徒と卒業生計652人分の成績や進路データなどを記録したUSBメモリーが盗まれたと発表した。個人情報が悪用された被害は確認していないという。
町教委によると、盗まれたUSBメモリーは10本。9日午後5時半〜8時半ごろ、同県多気町の駐車場で、大台町協和中の男性教諭(55)の軽トラックが荒らされ、かばんごと盗まれた。松阪署が窃盗事件として調べている。
男性教諭は勤務していた1998年度の明和町明和中、2006年度の多気町勢和中、07〜10年度の大台町宮川中、11〜13年度の協和中のデータを個人のUSBメモリーにコピーしていた。進路指導担当で「家でも仕事をしていた。卒業生の記録は進路指導する参考に使っていた」と話しているという。
在校生、卒業生いずれの個人情報を持ち出すにも校長の許可が必要だが、許可を得ていなかった。