パワハラや担当外し 須磨学園の教諭が提訴 地裁
神戸新聞NEXT 2014年5月16日(金)21時10分配信
須磨学園高校(神戸市須磨区)の視覚障害のある男性教諭(60)が、上司からパワハラを受けた上に担当科目を不当に外されたとして、同校を運営する学校法人須磨学園や理事長らを相手取り、慰謝料など550万円と教壇復帰を求めて神戸地裁に提訴した。
提訴は15日。訴状によると、男性は先天性弱視の障害がある。1979年に同学園に採用され、30年以上、日本史を担当していたが、2011年4月、前年の模試で生徒の成績が悪かったことなどを理由に教科担当を外され、図書室勤務を命じられたという。
男性は、理事長や学園長から何度もパワハラや中傷を受け、「目が見えなければ授業はできない」「目が見えたり見えなかったりするのは大うそつきの証拠」などと言われた、と主張している。同学園は「訴状が届いておらず、コメントできない」としている。