調理実習で教諭が油と洗剤取り違え さいたま市立小

調理実習で教諭が油と洗剤取り違え さいたま市立小
東京新聞 2014年6月17日

 さいたま市浦和区の市立常盤(ときわ)小学校で先月十二日、家庭科の調理実習を指導していた女性教諭(46)が食器用洗剤を食用油と間違え、児童十一人が洗剤を使って作った料理の一部を味見のため食べていたことが分かった。市が十六日に公表した。体調不良を訴える児童はいなかったという。
 さいたま市教育委員会によると、調理実習の三日前、別の女性教諭(37)が洗剤を小容器に分けて各テーブルに配置。当日の担当教諭が油と勘違いして児童に使うよう指導した。
 調理実習を行ったのは六年生三十六人。最初の八人が野菜いためやスクランブルエッグを調理し、フライパンを洗う際、不自然に泡立ったため、洗剤の使用に気付いた。料理はすぐに廃棄したが、十一人が味見していた。洗剤を入れた小容器には何も書かれておらず、当時の担当教諭も中身を確認しなかったという。 (岡本太)

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