14年度採用の教員試験問題に誤り 県教委、合否に影響なし

14年度採用の教員試験問題に誤り 県教委、合否に影響なし
山形新聞 2014年6月25日 11時4分配信

 県教育委員会は24日、昨年7月に実施した2014年度採用の県公立学校教員採用試験のうち、英語教諭の志望者向け専門試験に設問ミスがあったと発表した。合否判定に影響があった受験者はいない。

 県教委によると、誤りがあったのは1次試験で、中学校、特別支援学校中学部、高校の共通問題として出題され、計83人が受験した。空欄部分の単語を4択から選ぶ問題のうち、ミスがあった設問は「“Tanka” is a 17―( ) traditional short poem in Japan」。本来ならば「Tanka」を「Haiku」などとし、空欄を埋めると「俳句は17音からなる日本の伝統的な短詩」という意味になるはずだった。

 今月上旬、この問題を解いていた外部の人から電話で指摘があり、誤りが分かったという。受験者全員が正答したと扱って再集計したが、結果への影響はなかった。県教委は「4択の答えの部分しか点検していなかったのが原因。問題作成に携わった職員以外の人が間違いがないか確認するなど、チェック態勢を強化したい」としている。

 14年度採用試験に関しては、昨年12月に1次試験の「教職教養・一般教養」で採点ミスが発覚し、6人を追加合格としている。

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