<柔道事故>再発防止シンポに全柔連登壇
毎日新聞 2014年6月29日 20時22分配信
柔道事故の被害者で作る「全国柔道事故被害者の会」の8回目のシンポジウム「柔道事故をどうなくすか」が29日、東京都新宿区であった。全日本柔道連盟(全柔連)が初めて公式に登壇者を派遣し、開催に協力。被害者とともに対策に取り組むとともに、事故の発生時には職員を現地に派遣して原因究明にあたることを明言した。
シンポジウムには、被害者や全柔連関係者ら約70人が参加。全柔連で事故防止に携わってきた正木照夫・元理事が講演し、小学生の指導法の改善や、被害者との連携の必要性を強調した。
東京女子体育大で講師として教員志望の学生に柔道の指導法を教える、アテネ五輪柔道女子78キロ超級金メダリストの塚田真希さん(32)も姿を見せ、「被害者の方の存在を忘れず指導したい」と語った。【巽賢司】