「教師の暴行で不登校に」 元私立高生と両親が提訴
朝日新聞デジタル 2014年7月4日 3時0分配信
担任教諭から平手打ちなどの暴行を受けて不登校になったとして、私立保善高校(東京都新宿区)に通っていた男子生徒と両親が3日、この教諭と同校を運営する学校法人保隣教育財団に550万円の損害賠償を求める訴訟を東京地裁に起こした。
訴状によると、生徒は入学直後の2011年5月、「授業中の態度が悪い」などの理由で教諭から平手打ちされた。その後も継続的に暴行を受け、「身体的、精神的苦痛を受けた」としている。
生徒は不登校になり休学。今年4月に除籍処分となった。現在は高校卒業程度認定試験に合格し、大学進学を目指しているという。教諭は暴行罪で略式起訴され、昨年2月に東京簡裁が罰金30万円の略式命令を出した。
同校は「訴状を見て対応を検討したい」としている。