「いじめ受けたから」 鶴ケ島西中飛び降り、女子生徒が説明 埼玉
産経新聞 2014年7月11日 7時55分配信
鶴ケ島市下新田の同市立西中学校で3月、当時2年生だった女子生徒(15)が校舎4階から転落して重傷を負った事故で、女子生徒が同市教育委員会の聞き取り調査に、いじめを受けて飛び降りようとしたと答えていたことが10日、市教委への取材で分かった。
市教委によると、聞き取りは6月30日、女子生徒が入院する病院で実施。女子生徒は「クラスのみんなで関わらないように決めたと聞かされた」「自分の意思で4階のトイレに行ったが、気がついたら病院のベッドの上にいた」などと回答。「いじめられた意識は強いか」との問いには「はい」とうなずき、無視された状況について説明したという。市教委は「本人が『いじめを受けた』という印象を持っていることは事実」と話した。女子生徒の父親は、生徒たちに無記名のアンケートを求めているという。
同校では4月にも3年生の女子生徒(14)が2階のトイレから転落し重傷を負っている。市教委は「3月の事故との関連も含めて、全体像はいじめ問題調査審議会の判断に委ねたい」と話している。