児童に包丁「静かにせえ」=小学校教諭を懲戒処分―広島県教委
時事通信 2014年7月11日 18時38分配信
広島県教育委員会は11日、児童らに包丁を向けるなどしたとして、同県福山市内の公立小学校に勤務する男性教諭(59)を同日付で停職6カ月の懲戒処分としたと発表した。
県教委によると、教諭は昨年9月ごろ、担任を務める特別支援学級の児童6人が調理実習で騒いだ際、流し台から刃渡り約16センチの包丁を取り出し、「静かにせえ」と言いながら約3メートル離れた場所から刃先を向け、数日後には同様に1〜2メートル離れた場所から刃先を向けた。
また、今年6月には、実習で包丁を持っていた児童の手を持って、刃先を自分の腹部に向け「こうやってやるんじゃ。切腹」と言って自分の腹を切るまねをしたという。
保護者や市の介助員の指摘で発覚。教諭は「静かになると思って(包丁を)見せた」などと話しており、今月8日付で提出していた辞職願が11日受理された。