履歴書に教員免許取得と記載 無免許授業疑い
京都新聞 2014年7月24日 8時29分配信
京都市立中学校で、教員免許がないのに、男性（４５）＝死亡＝が授業をしていた疑いがある問題で、市教育委員会は２３日の市議会教育福祉委員会で、男性が２０１２年４月に教諭として採用された際、中学校の教員免許を１９９７年に取得したと履歴書に記載していたことを明らかにした。市教委は取材に「証明しようがなく、免許がなかったとの疑義に変わりはない」としている。
全国の都道府県教委に対し、京都新聞社が情報公開請求や取材した結果、男性に教員免許状が出された記録はなかった。
市教委はこの日、９３年度の人事に関する書類には、男性に臨時免許があると記載されていたと説明した。
委員が「自ら調査すべきだったのではないか」と指摘したのに対し、市教委は「現時点ではそういう選択肢もあったのではないかと思う」と答えた。