教え子の現金盗んだ元教諭に有罪 地裁倉敷支部判決
山陽新聞 2014年08月01日 22時04分 更新
興譲館高校(井原市西江原町)の学生寮で、教え子の現金を盗んだとして、窃盗罪に問われた同校の元教諭田中健一被告(46)=倉敷市=に、岡山地裁倉敷支部は1日、懲役1年、執行猶予3年(求刑懲役1年)の判決を言い渡した。
判決理由で寺田利彦裁判官は「車の買い替え資金が欲しかったという動機は身勝手。財布を池に投棄する隠蔽(いんぺい)工作も行っており責任は軽視できない」と指摘。一方で「勤務先を懲戒解雇されるなど一定の社会的制裁を受けている」とした。
判決などによると、5月1日ごろ、勤務先の同校敷地内にある学生寮で、中国人男子留学生(19)の部屋から現金約60万円入りの財布を盗んだ。