論文捏造 黄教授のソウル大免職は正当=高裁差し戻し審

論文捏造 黄教授のソウル大免職は正当=高裁差し戻し審
聯合ニュース 2014年8月22日 13時11分配信

 【ソウル聯合ニュース】胚性幹細胞(ES細胞)に関する論文を捏造(ねつぞう)したとして、ソウル大を懲戒免職された黄禹錫(ファン・ウソク)元教授が同大の学長を相手取り免職取り消しを求めた訴訟で、ソウル高裁は22日、「免職は正当」とし原告側の訴えを棄却した。
 黄教授は、2004年と2005年に米サイエンス誌に掲載した論文が捏造と判明し、2006年4月にソウル大から免職された。これを不服とし、同年11月に提訴した。
 一審で敗訴したが、控訴審では勝訴。論文捏造の実体が十分に明かされていない状態で懲戒が下されたとした上で、動物複製の研究などで優れた業績を残したことを踏まえ、免職は重すぎるという判断だった。
 しかし、今年2月に大法院(最高裁)は「論文捏造は厳格に懲戒する必要がある」として審理を高裁に差し戻した。

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