学校の「飲み会」後、酒気帯び容疑 市立中教諭逮捕 静岡・浜松
@S[アットエス] by 静岡新聞 2014年9月21日 7時29分配信
浜松中央署は20日、道交法違反の疑いで浜松市中区向宿、市立中の男性教諭(27)を現行犯逮捕した。逮捕容疑は同日午前1時20分ごろ、中区北寺島町の市道交差点で、ワンボックス車を酒気帯び運転した疑い。
体育大会後の「反省会」で飲酒
学校によると、19日に同校の体育大会があり、午後9時ごろまで中区の宴会場で反省会が開かれ、容疑者は校長や教頭を含めた教員約30人とともに出席し、飲酒したという。
同署によると、容疑者が赤信号で止まっていた市内の男性(41)の乗用車に追突する事故を起こし、発覚した。
市教委によると、容疑者は反省会の後にも、飲酒していた可能性があるという。
校長同席、防止策徹底されず
浜松市の男性中学教諭が20日、酒気帯び運転容疑で逮捕された事件は、市職員や教職員に相次いだ不祥事を受けて市が昨年11月に通勤ルールを定め、綱紀粛正を図っているさなかに起きた。校長や教頭同席の飲み会の後だっただけに、市教委は動揺を隠せない。
市教委によると、飲酒する会場へ車で行く場合は帰宅方法を校長や教頭に届け出ることになっていたが、これまでのところ男性教諭からの届け出は確認されていない。学校側は男性教諭の今回の車使用を把握できなかった。
同市教委で2013年度に逮捕された教職員は5人に上り、前教育長が昨年末に引責辞任する事態となった。児玉一記教育長は「教育への信頼回復に全教職員が取り組んでいる時に不祥事が発生し、痛恨の極み。事実関係を確認し、厳正に対処する」としている。