助教がカラ出張、126万円不正受給 香川大が諭旨解雇処分

助教がカラ出張、126万円不正受給 香川大が諭旨解雇処分
産経新聞 2014年9月23日 7時55分配信

 香川大学(高松市)は22日、実際には行っていない出張旅費を請求し約126万円を不正受給していたとして、自然生命科学系・総合情報センターの男性助教(37)を同日付で諭旨解雇の懲戒処分にしたと発表した。助教は「学生の研究や教育支援に使った」と説明し、全額弁済されたことから刑事告訴はしない。

 同大によると、助教は平成20年11月から今年1月にかけ38回、学会出席の名目で出張伺(うかが)いを提出するなど実際には行っていない出張申請で、鉄道運賃や宿泊費など旅費126万1855円を不正に受け取った。

 同大では鉄道利用の出張は精算時に領収書などの提出が不要。いずれも鉄道利用の形式で四国のほか、東京や仙台市、盛岡市などが出張先だったという。

 今年1月23〜24日、和歌山県に出張中のはずが、同センターに助教の入退出記録が残っていたことから判明。16年7月に同大に採用されて以降の出張は132回あり、照合可能な20年度以降の100回のうち38回が不正受給だった。

 同大は旅費規程を見直し、鉄道利用の証拠書類の提出、宿泊施設の領収書添付など改正を行った。

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