大津中2自殺3年 再発防止誓い 越市長ら黙とう
京都新聞 2014年10月11日 12時49分配信
いじめを受けていた大津市立中学校の男子生徒が自殺してから3年となった11日、同市の越直美市長や桶谷守教育委員長らが市教育委員会事務局で、亡くなった男子生徒の冥福を祈って黙とうし、再発防止を誓った。
この日は市役所の閉庁日だが、市教委の学校安全推進室や学校教育課の職員、市長部局のいじめ対策推進室の職員ら32人が出勤。午前9時から、約1分間黙とうした。桶谷教育委員長は「亡くなった尊い命を胸に受け止め、大津の子どもたちが未来に向かって自らの力で歩めるよう、子どもたちの支援を広げていきたい」と話し、越市長は「3年の節目に、亡くなった男子生徒の無念さを思い、二度とこのような事件を起こしてはいけないという気持ちを共有したい」と述べた。
越市長は、この日男子生徒の遺族を訪ね、これまでのいじめ対策の取り組みを報告し、桶谷委員長と男子生徒が通っていた中学校の校長と教頭も、遺族を訪問する。