死亡ひき逃げ、会合後に別店舗で飲食か 山形署、斎藤容疑者の足取り捜査
山形新聞 2014年12月31日(水)8時15分配信
山形市美畑町で20日未明、東北文教大准教授の松川俊夫さん(56)がひき逃げされて死亡した事件で、自動車運転処罰法違反(過失致死)などの疑いで逮捕された楯岡高教諭斎藤章容疑者(60)が事件発生前の19日夜、同じ学校の保健課教諭6人との会合の後、市内の別の飲食店にいたことが30日、捜査関係者への取材で分かった。知人と同席していたとみられる。山形署は事件発生前の斎藤容疑者の足取りを慎重に調べている。
同校によると、斎藤容疑者は19日夜、同僚6人と共に山形市のJR山形駅近くの店で飲食し、午後9時半に解散したという。捜査関係者によると、斎藤容疑者はその後、別の店に移動したとみられる。
これまでの同署の調べに対し、斎藤容疑者は事件発生の時間帯に現場を通ったことを認める趣旨の供述を始めているが、同僚6人との会合を終えて別れた午後9時半から事件発生の20日午前1時45分までの足取りが明確でなく、同署で聞き込みなどを進めている。
また、同署は29日午前0時半ごろから約2時間、松川さんがはねられたとみられる同市十日町1丁目付近で、斎藤容疑者の車を現場に運び、事件発生時の状況などを調べた。