山形の死亡ひき逃げ事件、3月5日初公判

山形の死亡ひき逃げ事件、3月5日初公判 
山形新聞 2015年1月24日(土)8時0分配信

 山形市中心部で起きた死亡ひき逃げ事件で、道交法違反(救護義務違反、事故不申告)の罪で起訴された天童市糠塚1丁目、楯岡高教諭斎藤章被告(60)=起訴休職処分=の初公判が、3月5日午前10時から山形地裁で開かれることが23日までに決まった。

 起訴状などによると、斎藤被告は昨年12月20日午前1時50分ごろ、山形市十日町1丁目の路上で乗用車を運転中、東北文教大准教授の松川俊夫さん(56)にぶつかり、けがを負わせたにもかかわらず救護しなかった上、警察への通報もしなかったとしている。

 関係者によると、斎藤被告は「事故を起こした」とする趣旨の供述をしており、事故後に松川さんを助けずに逃げたことについてもおおむね認めているという。

 斎藤被告は同市十日町1丁目から約1.5キロ先の同市美畑町まで松川さんを車両で引きずり死亡させたとして、自動車運転処罰法違反(過失致死)容疑でも逮捕されたが、山形地検は同容疑については処分保留とし、捜査を続けている。

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