静岡大推薦入試でミス 面接試験の解答例など放置

静岡大推薦入試でミス 面接試験の解答例など放置
朝日新聞デジタル 2015年2月11日 0時22分配信

 静岡大(静岡市駿河区)は10日、情報学部情報社会学科の推薦入試で、「ミニ講義面接」と呼ばれる試験科目の質問や解答例が書かれた書類が学内に放置されていたとして、ミニ講義面接は受験者19人全員を満点とする措置をとった、と発表した。

 静大によると、試験準備をしていた60代の男性教授が試験3日前の4日午後6時ごろ、会場となる教室の卓上に書類を置き忘れた。試験前日に別の職員が見つけたという。静大は「受験生が放置された資料に接する可能性は低く、インターネットで公開された形跡も無い」と判断。試験は7日に予定通り実施した。

 合格定員は10人だったが、全員満点の措置により、他の科目を含めた通常の採点で合格圏に入っていた受験生が不合格になる結果が出た。このため、通常採点ならば合格していた人も救済すべく12人に合格を出した。

 「ミニ講義面接」は教授による講義を受けた上で、口頭で質疑をする試験科目。記者会見した石井潔副学長は「再発防止に努める」と話した。

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