酒気帯び運転の教諭懲戒免 県教委、不適正会計の校長らも
福島民報 2015/02/14 09:34
県教委は13日の定例会で、道交法違反(酒気帯び運転)で摘発された磐城高の山崎剛教諭(47)を懲戒免職とする処分を決めた。この他、PTA会費を不適正に処理した県中地区にある中学校の男性校長(58)を3カ月の停職、生活指導で男児にけがをさせたいわき市にある小学校の男性教諭(55)を戒告処分とした。
山崎教諭は昨年12月28日午後5時ごろ、いわき市の自宅で500ミリリットル入りの缶ビール3本を飲んだ。仮眠した後、午後9時ごろに乗用車で自宅を出た。午後10時ごろ、市内で行われていた県警の検問で呼気検査を受け、基準値を超えるアルコールが検出された。
山崎教諭は県教委の聞き取りに対し、「(仮眠をしたので運転しても)大丈夫だろうと思った。生徒に合わせる顔がない」と述べているという。
3カ月の停職処分を受けた男性校長は平成25年9月7日、福島市で開催された県PTA研究大会に参加した際、支出する必要がなくなったPTA会費の3万円を長期間にわたり学校の金庫に放置し、会計処理を怠った。男性校長は13日、県教委に退職願を提出し、受理された。
戒告処分となった男性教諭は昨年10月8日の放課後、勤務校の教室で、生活指導として足を払って高学年の男児を倒し、頭をたたくなどして、手首や足首を捻挫させた。
菅野誠県教育庁教育次長らが13日、県庁で記者会見し、教員3人の懲戒処分を発表した。菅野次長は「教職員の不祥事防止に全力で取り組む」と謝罪した。