(朝鮮日報日本語版) セクハラ発言の大学教授解任は「行き過ぎ」=ソウル行政裁
朝鮮日報日本語版 2015年2月23日 11時21分配信
セクハラ発言を繰り返したとして解任された大学教授が教員訴請審査委員会を相手取り処分の取り消しを求めた訴訟で、ソウル行政裁判所行政12部(イ・スンハン裁判長)は22日までに「解任処分は行き過ぎ」として取り消しを命じる判決を言い渡した。
この教授は2012年3月から済州道の大学に勤務し、学生らにセクハラ発言や暴言を繰り返したとされる。証拠として提出された学生の陳述書によると、同教授は授業中、男子学生に対し「『私は胸の大きい女性が来ると興奮する』を英語で言ってみろ」と言い、学生が不快な表情を浮かべると「お前は鼓子(生殖器が不完全な男性)か」と尋ねたという。また、生理痛で欠席した女子学生には「授業を欠席するならカレンダーに生理周期を書き込むか、(それが嫌なら)薬を飲んで生理周期を変えろ」と迫ったとされる。
このほか「米国人女性は豊満だが、韓国人女性は目玉焼きを二つ(胸に)付けている」とあざけったり、授業で女性のスタイルや下着を例に挙げたりしたという。大学側は13年8月に懲戒委員会を開き、この教授を解任した。教授は教員訴請審査委員会に申し立てた再審が棄却されると、解任の取り消しを求めて提訴した。